『DAIWA/DV1のその後』

ばんぱく

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今は昔。発売当時に当ブログでも何回かネタとして取り上げた

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『DAIWA/DV1』

所謂『マルチパーパスタックル』の先駆けとなった、『DAIWA』の提唱するフリースタイルフィッシングに対応した、新感覚オールインワン・タックルだった訳ですが、華々しいデビュー(笑)を飾ってから約5年、その後『DV1』はどうなったのでしょうか?

現在の『DAIWAオフィシャルサイト(http://daiwa.globeride.co.jp/)』を覗いてみると・・・あ、ありましたね。トップページの下に行って、左側に『DV1 Free Style Fishing』という項目が確認できます。でも、不思議なことに製品情報ページには、『DV1』の項目が何故か見当たりませんね。うーん、何故なんでしょうか?

さて、『DV1 Free Style Fishing(http://daiwa-dv1.globeride.jp/)』の項目をクリックしてみると・・・おお、どうやら商品バリエーションがいくつか増えたようですね。相変わらず実売価格はほぼ値引きなしで、個人的には割高な印象を受けますが、現在はベーシックな『DV1』の他に、色違いの『DV1 WHITE Ver.』『DV1 FP Ver.(フィッシングポッドバージョン)』という3タイプがあり、その他にも2012年限定?『DV1 YELLOW Ver.』『DV1 PINK Ver.(専用バッグのみがパステルピンク)』といった、『限定カラーバリエーションモデル』も発売されていたようです

因みに『FP Ver.(フィッシングポッドバージョン)』というのは、ロッド本体に『専用フィッシングポッド(二脚式簡易竿立て)』がセットされているエサ釣り特化型モデルのこと。重火器に於ける『バイポッド』みたいなもんですね。確かにロッド本体に最初からセットされていれば、『フィッシングポッド(竿立て)』を忘れることはありませんし、置き竿によるエサ釣り主体で運用するなら、あった方が便利なアイテムですしね(逆にルアーフィッシング主体で運用する場合は、単なるデッドウェイト&余剰パーツにしかなりませんが。これって簡単に取り外しができるモノなんですかね?)

でも・・・『専用フィッシングポッド(簡易式二脚竿立て)』が付くだけで、価格が6,000円も跳ね上がるのはどうなんでしょう?だったら別途で竿立てを用意した方がコスパが高いような気が(^_^;)。まあ、『DV1』自体がオサレデザイン重視のオールインワン・フィッシングタックルなので、デザインやブランドイメージ込みでこの価格設定なのかも知れませんがね( ´_ゝ`)

因みに『DV1』にセッティングされている『DV1専用スピニングリール』ですが、以前に『おそらくリバティ2500とほぼ同じモノ』と説明しましたが、『DV1専用スピニングリール』に関しては、『DAIWA』の投げ釣り専用スピニングリールと同じく『クイックドラグ機構』と呼ばれる、『竿を置いてアタリを待つ時、ドラグノブを1回転ゆるめると、魚が掛かったときにスプールが逆転して、クリック音でアタリを伝え、ドラグノブを1回転しめると瞬時に巻上げが可能』という、『ABUのシンクロドラグ機構』と似たようなシステムを搭載しているそうです

あれから5年、少しは実売価格が安くなったのかと思いきや、以前とほとんど変わっていないところを見ると(寧ろ消費税増税された分、以前よりも値段が上がっている)、それなりにユーザーの需要があるため、殆ど値引きをしなくても充分売れる商品なんでしょうね

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やはりフィッシングタックル一式を纏めて収納できる、オサレ(笑)な『専用バッグの存在価値』が一番高いんだろうなぁ。釣り初心者が使う分には、必要十分過ぎるほどのオールインワン・タックルですし

◎全く新しいオールインワン・タックル‐DAIWA/DV1商品詳細情報◎
http://daiwa-dv1.globeride.jp/popup.html

ただ・・・やっぱり長年釣りをしている人間からすると、性能よりもトータルデザイン&ブランドイメージ重視の割高商品という印象がどうしても拭えませんねぇ(^_^;)

『DAIWA/DV1のその後』 『DAIWA』 『DV1』 『DV1 WHITE Ver.』 『DV1 FP Ver.(フィッシングポッドバージョン)』 『DV1 YELLOW Ver.』 『DV1 PINK Ver.(専用バッグのみがパステルピンク)』 オサレデザイン重視のオールインワン・フィッシングタックル 相変わらず実売価格はほぼ値引きなし 『DV1専用スピニングリール』 『クイックドラグ機構搭載』 オサレ(笑)な『専用バッグの存在価値』 全く新しいオールインワン・タックル‐DAIWA/DV1 個人的にはトータルデザイン&ブランドイメージ重視の割高商品

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最終更新日2015-03-21
Posted byばんぱく

Comments 2

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四十鱸  
No title

セットのリール面白そうですね。自分的にはフィッシングポッドの汎用性高そうで別売りして欲しいんですが
釣り道具のファッション性なんて気にした事無いです(フカセ釣りだけは"白"と決めています。汚れが目立たないから(笑))が、"ちゃんと作ってあるのなら"こういうオールインワンの売り方は悪くないと思いますかねぇ…今のDV1にはどうしても"高級使い捨てタックルセット"の域を出ていない印象
もう2万程高くなっても構わないから、数年のモデルチェンジに左右されない定番(廉価ではない)の機能を盛り込んだリールを付属させ、竿もレングスや対象魚(エサだのルアーだの拘らず)に応じた商品展開を増やせば、目の肥えた層も納得させる事の出来るシリーズになると思うんですけど
初心者用と銘打つタックルって、基本釣り歴の長い層が見て"良く作ってあるなぁ(感心)"って共感が得られないと難しいんじゃないかと思います。高級じゃなくて、良く出来ている。ニュアンスが難しいですが…
ん~結局、ロッドとリール1セットと釣りに応じたスプールが数個、このバッグに全て収納ってを考えてワクワクして色々考える自分に何だかなぁって

2015/03/23 (Mon) 04:57 | EDIT | REPLY |   
ばんぱく  
Re: No title

四十鱸さん、おはこんばんちは。コメントありがとうございます

> 自分的にはフィッシングポッドの汎用性高そうで別売りして欲しいんですが

DAIWAは基本パーツ単体の別売りはしない方針なので、ある意味『DV1 FP Ver.(フィッシングポッドバージョン)』のウリとも言える、この『専用フィッシングポッド(二脚式簡易竿立て)』の別売りはまずしないでしょうね(^_^;)

> もう2万程高くなっても構わないから、数年のモデルチェンジに左右されない定番(廉価ではない)の機能を盛り込んだリールを付属させ、竿もレングスや対象魚(エサだのルアーだの拘らず)に応じた商品展開を増やせば、目の肥えた層も納得させる事の出来るシリーズになると思うんですけど

今でさえ割高感があるオールインワン・タックルですので、コレ以上高くすると想定ターゲットである釣り初心者はまず購入しないのではないかと。あと釣具メーカー的には、数年のモデルチェンジで左右されるようなものでないと商売になりませんからねー

> 初心者用と銘打つタックルって、基本釣り歴の長い層が見て"良く作ってあるなぁ(感心)"って共感が得られないと難しいんじゃないかと思います。高級じゃなくて、良く出来ている。ニュアンスが難しいですが…

四十鱸さんが云わんとしていることは何となく分かります(^_^;)。因みに『DV1』の基本コンセプトはオサレさ&そこそこの汎用性が第一なので、"良く作ってあるなぁ(感心)"的なスペックなどは二の次かと

2015/03/24 (Tue) 21:02 | EDIT | REPLY |   

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