『奇跡の工房(ミラクルワークス)』
最近は・・・というか、だいぶ以前から事実上の活動を停止してしまっている『ミラクルワークス』。おそらくシーバスフィッシングの世界に本格的なジャーキングスタイルによる釣りを持ち込んだインディーズメーカーであり、そのアグレッシブなフィッシングスタイルに共感を覚え、同じく『ミラクルワークス』からその昔、受注生産の形で発売されていた剛竿『ジャンキースティック』に手を出してしまった方も一人や二人ではないハズ(笑)
『メケメケ』『ハンマー』『ビリケン』『阿修羅』等と云った、ジャーキングに特化したハンドメイドルアーの名作を次々と世に送り出し、シーバスフィッシングの歴史に於いて確実に一時代を築いたインディーズメーカーと言っても過言ではないでしょう
自分の記憶がたしかならば、『ブーツ』や『ドンク』で有名な『原工房』さんが、この『ミラクルワークス』の流れ(暖簾分け)を組むインディーズルアーメーカーさんだったような気がします(若干うる覚えの記憶なんで、間違っていたらスマン!!)
すべてウッドボディのハンドメイドルアー故に、当然ながらとても高価なルアーばかりな訳ですが、そんな高価なオリジナルモデルに手が出せないユーザーのために、コアな『ミラクルワークスジャンキー』の方々に言わせれば、『そんなモノは邪道!』『紛い物であって、ミラクルワークスルアーに非ず!!』と云った代物かも知れませんが、ライセンス生産?の形で『ニッソー』『バーンズ』といった各メーカーから、比較的安価な『インジェクションモデル』も発売されていました(因みに『ニッソー』は聞き慣れないシーバスアングラーの方が殆どだと思いますが、アクアリストの間では超有名な水槽や数々の観賞魚用器具を手がけているブランド、『ニッソー』のこと)
当然、自分が持っている『ミラクルワークスルアー』もすべて安価な『インジェクションモデル』な訳ですが(苦笑)、一番好んで使ったのは水面タダ引きでもイケるアクションの『ハンマー』ですかねぇ。逆に『メケメケ』はじゃじゃ馬過ぎて、正直未だにちゃんと使いこなせていません(;^_^A
つうか一般的なシーバスロッドで『ミラクルワークス』のルアーたちを、効果的に使いこなすのには基本的にパワー不足で、正直なところやっぱり無理があるんだよねぇ。寧ろシーバスロッドよりも、バスフィッシングに使う硬めでパワーのあるジャーキングロッドの方が向いてるんとちゃうかな?あと使うラインは当然太めのナイロンラインと言うのが、王道ジャーキングスタイルのお約束ですかね
ある意味、万人向けのスタイルではないので、昨今のシーバスフィッシングの流行りのスタイルを見ると、『ミラクルワークス』が事実上活動を停止してしまったのも、なんだ分かる気はしますねー(一説には『ミラクルワークス』の代表が、シーバスフィッシングに対する情熱を失ってしまった・・・と言う話もあるらしいのですが(追記▶まさか代表がお亡くなりになっていたとは・・・))
あ、最後に『ニッソー』のインジェクションモデルの『ハンマー9センチ』『メケメケ9センチ』は本家より味付けがややマイルドなんで、一般的なシーバスロッドでも激しいロッドワークを交えた操作が一応可能です
ただ・・・それが本当の意味で『ミラクルワークスのルアーなのか?』と問われると正直微妙ですが・・・
奇跡の工房(ミラクルワークス) シーバスフィッシングの世界に本格的なジャーキングスタイルによる釣りを持ち込んだインディーズメーカー ジャーキングに特化したハンドメイドルアーの名作 『メケメケ』 『ハンマー』 『ビリケン』 『阿修羅』 ジャンキースティック まさか代表が去年お亡くなりになっていたとは・・・ シーバスフィッシングの歴史がまた1ページ
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