『シーバスはて?はて??はてな???』
今回は一つのネタに限定してではなく、シーバスフィッシングに関する小ネタをトピック形式でいくつかサラッと書いてみようかと

1.ルアーのサイズに関する考察
え~と、そこそこ昔の話だと思うのですが、たしか某ソルトウォーターゲーム系雑誌での記事で『シーバスは眼でベイトのサイズを判断している訳ではなく、あくまでベイトが遊泳時に発する波動などを側線や内耳器官で感知することでベイトの大まかなサイズを判断している。故に人間の目から大きく見えるルアーであっても、シーバスからすれば、実は小さなベイトと言う認識に過ぎなかったり、逆に小さなルアーでもシーバスは大きなベイトと認識して、バイトしてきている可能性がある』という内容でしたかね
要するに人間とシーバスとでは、ベイトの大きさを判断する主な基準(感覚器官)が異なるため(片や視覚メイン、片や聴覚(触覚)メイン)、アングラーは見た目のルアーサイズだけで惑わされてはいかんというか、その辺も考慮してルアーセレクトを考えてみるべきみたいな話だったような気がするのですが、なるほど視覚ではなく、ベイト(ルアー)が泳ぐ際に発する波動などを感知することによって、シーバスがベイトのサイズを判断しているとするならば、自分と同じサイズのルアーに平然とバイトしてくる理由にも一応説明がつきます
もし、シーバスが視覚だけでベイトのサイズを判断しているとするならば、明らかに自分の口に入らないサイズのルアーにまでバイトしてくる理由の納得がいく説明がつかないですからね。真偽の程は別にして、なかなか興味深い考察だと思います
2.ルアーカラーに関する考察
次は釣りメディアなどでも度々議題になる『ルアーカラー』に関するお話。『ルアーカラーの考察』に関してはそれこそ一冊の本が書けるほど、肯定派・否定派を含めて様々な意見がある訳ですが、今回紹介するのは否定派の方の意見。因みにこの方、釣り業界ではちょっとした異端児として有名なお方なんですが、その方のルアーカラーに関する見解を要約すると・・・
其の壱
『餌釣りでは【色の違い】という概念は存在しないのに、これがルアーフィッシングやエギングに於ける釣りになると、何故こうも【色】が重視され、然も僅かな色の違いで釣果が激的に変わるという意見が、まるで当然の如く語られるのか?』
其の弐
『夜間や視力が殆ど利かない灯りがない場所(=色の違いを識別できない状況下)でも魚(シーバス)が釣れると云うことは、よくルアーアングラーがまことしやかに語る、『色の違いで釣果が激的に変わる』ということに納得がいく説明がつかない』
其の参
『仮に魚が明暗の違いや光の反射、色の濃淡(グラデーション)までは認識できたとしても、果たして魚の脳と情報処理能力で、人間並みにやれチャートだ、ピンクだ、ホットタイガーといった、細かい色の違いまでを本当に認識できるのか?』
などなど
数多あるカラーバリエーションなんてものは、人間が魚を擬人化した上で、人間並みに色の違いを認識できる生物、かつ特定の色に対する嗜好があると前提した上で考案されたものであり、本当の意味で魚が釣れるルアーだったら、ルアーカラーに関係なくどんな状況でも釣れるし、もしルアーカラーが変わるくらいで釣果が大きく左右される代物であれば、それはそのルアーが単なる未完成品(ガラクタ)に過ぎないだけってことなんじゃねぇの?というかなり極端かつ辛辣なご意見なんですがね(-.-;)
流石にすべてを肯定できる意見ではないにしろ(魚には人間が通常認識できない波長の光(紫外線など)を見ることができる種類もいますし、人間とは違う形でそれぞれの色を認識しているかも知れませんしね)、個人的にはいくつか共感できる部分もあり、たしかに数多あるルアーカラーのバリエーション&理屈付けは魚を釣るためというよりも、寧ろアングラーにいくつも同じルアーを買わせるためのルアーメーカーの手段と言う気がしないでもありません(苦笑)
で、このお方の結論としては、『カラーローテーションなんて小難しいことは考えずに、どんな状況でも比較的魚がよく釣れるルアーを選択して、尚且つ自分好みのカラーのモノだけを素直に使えばいいんじゃないの?』ということなんですが、これってある意味、ルアーのカラーセレクトに対する究極の答えなのかも知れませんね(苦笑)
3.シーバスは本当にフィッシュイーターなのか?に関する考察
これはたしか今から十年近く前に、何処かの釣り関係のサイトで見た覚えがあるのですが、一般的には『フィッシュイーター』と云われているシーバスですが、実際には『フィッシュイーター』と云うほどでもないんじゃないの?というちょっと異端的な考察
シーバスフィッシングより長い歴史がある、日本古来のスズキの餌釣りにおいて、生きた小魚が使われず、主にゴカイやアオイソメなどの虫餌やエビが使われていることから、シーバスの普段の主食は寧ろこちらであって、生きた小魚はどちらかと云うと期間限定とか、特定条件下でのみ、シーバスから餌として選ばれているのではないか?という趣旨の話だったように記憶しているのですが、たしかにスズキの餌釣りで生きた小魚が使われるという話は、個人的には聞いたことがないですね(予め生きた小魚を大量に用意するのがなかなか難しいというのが、おそらく餌として使われない最大の理由でしょうが)
シーバスが偏食傾向を示す時期として、有名な『バチ抜け』がありますが、実はゴカイやイソメなどの環形動物はあの時期以外でも、夜間になると頻繁に水中を泳ぎ回っているそうで(元々『バチ抜け』という言葉自体、本体から切り離されたイソメのバチ状の生殖器が水中を泳ぎ回る様子を表した言葉であって、環形動物が大量に泳ぎ回る現象を指す言葉ではなかったハズですし)、何でもそれを狙って捕食しているシーバスも少なくないんだとか
たしかに素早く逃げ回る元気な小魚を追い回すよりも、遊泳能力の低いゴカイやイソメなどの環形動物やエビを捕食する方がある意味効率的であり、ハゼ釣りで頻繁にセイゴが掛かってくるところを見ると、特にシーバスのサイズが小さいうちは、小魚よりも寧ろゴカイやイソメなどの環形動物やエビなどを主食として、好んで食べているのかも知れませんね
シーバスはて?はて??はてな??? シーバスフィッシングに関する小ネタ ルアーのサイズに関する考察 ルアーカラーに関する考察 シーバスは本当にフィッシュイーターなのか?に関する考察

1.ルアーのサイズに関する考察
え~と、そこそこ昔の話だと思うのですが、たしか某ソルトウォーターゲーム系雑誌での記事で『シーバスは眼でベイトのサイズを判断している訳ではなく、あくまでベイトが遊泳時に発する波動などを側線や内耳器官で感知することでベイトの大まかなサイズを判断している。故に人間の目から大きく見えるルアーであっても、シーバスからすれば、実は小さなベイトと言う認識に過ぎなかったり、逆に小さなルアーでもシーバスは大きなベイトと認識して、バイトしてきている可能性がある』という内容でしたかね
要するに人間とシーバスとでは、ベイトの大きさを判断する主な基準(感覚器官)が異なるため(片や視覚メイン、片や聴覚(触覚)メイン)、アングラーは見た目のルアーサイズだけで惑わされてはいかんというか、その辺も考慮してルアーセレクトを考えてみるべきみたいな話だったような気がするのですが、なるほど視覚ではなく、ベイト(ルアー)が泳ぐ際に発する波動などを感知することによって、シーバスがベイトのサイズを判断しているとするならば、自分と同じサイズのルアーに平然とバイトしてくる理由にも一応説明がつきます
もし、シーバスが視覚だけでベイトのサイズを判断しているとするならば、明らかに自分の口に入らないサイズのルアーにまでバイトしてくる理由の納得がいく説明がつかないですからね。真偽の程は別にして、なかなか興味深い考察だと思います
2.ルアーカラーに関する考察
次は釣りメディアなどでも度々議題になる『ルアーカラー』に関するお話。『ルアーカラーの考察』に関してはそれこそ一冊の本が書けるほど、肯定派・否定派を含めて様々な意見がある訳ですが、今回紹介するのは否定派の方の意見。因みにこの方、釣り業界ではちょっとした異端児として有名なお方なんですが、その方のルアーカラーに関する見解を要約すると・・・
其の壱
『餌釣りでは【色の違い】という概念は存在しないのに、これがルアーフィッシングやエギングに於ける釣りになると、何故こうも【色】が重視され、然も僅かな色の違いで釣果が激的に変わるという意見が、まるで当然の如く語られるのか?』
其の弐
『夜間や視力が殆ど利かない灯りがない場所(=色の違いを識別できない状況下)でも魚(シーバス)が釣れると云うことは、よくルアーアングラーがまことしやかに語る、『色の違いで釣果が激的に変わる』ということに納得がいく説明がつかない』
其の参
『仮に魚が明暗の違いや光の反射、色の濃淡(グラデーション)までは認識できたとしても、果たして魚の脳と情報処理能力で、人間並みにやれチャートだ、ピンクだ、ホットタイガーといった、細かい色の違いまでを本当に認識できるのか?』
などなど
数多あるカラーバリエーションなんてものは、人間が魚を擬人化した上で、人間並みに色の違いを認識できる生物、かつ特定の色に対する嗜好があると前提した上で考案されたものであり、本当の意味で魚が釣れるルアーだったら、ルアーカラーに関係なくどんな状況でも釣れるし、もしルアーカラーが変わるくらいで釣果が大きく左右される代物であれば、それはそのルアーが単なる未完成品(ガラクタ)に過ぎないだけってことなんじゃねぇの?というかなり極端かつ辛辣なご意見なんですがね(-.-;)
流石にすべてを肯定できる意見ではないにしろ(魚には人間が通常認識できない波長の光(紫外線など)を見ることができる種類もいますし、人間とは違う形でそれぞれの色を認識しているかも知れませんしね)、個人的にはいくつか共感できる部分もあり、たしかに数多あるルアーカラーのバリエーション&理屈付けは魚を釣るためというよりも、寧ろアングラーにいくつも同じルアーを買わせるためのルアーメーカーの手段と言う気がしないでもありません(苦笑)
で、このお方の結論としては、『カラーローテーションなんて小難しいことは考えずに、どんな状況でも比較的魚がよく釣れるルアーを選択して、尚且つ自分好みのカラーのモノだけを素直に使えばいいんじゃないの?』ということなんですが、これってある意味、ルアーのカラーセレクトに対する究極の答えなのかも知れませんね(苦笑)
3.シーバスは本当にフィッシュイーターなのか?に関する考察
これはたしか今から十年近く前に、何処かの釣り関係のサイトで見た覚えがあるのですが、一般的には『フィッシュイーター』と云われているシーバスですが、実際には『フィッシュイーター』と云うほどでもないんじゃないの?というちょっと異端的な考察
シーバスフィッシングより長い歴史がある、日本古来のスズキの餌釣りにおいて、生きた小魚が使われず、主にゴカイやアオイソメなどの虫餌やエビが使われていることから、シーバスの普段の主食は寧ろこちらであって、生きた小魚はどちらかと云うと期間限定とか、特定条件下でのみ、シーバスから餌として選ばれているのではないか?という趣旨の話だったように記憶しているのですが、たしかにスズキの餌釣りで生きた小魚が使われるという話は、個人的には聞いたことがないですね(予め生きた小魚を大量に用意するのがなかなか難しいというのが、おそらく餌として使われない最大の理由でしょうが)
シーバスが偏食傾向を示す時期として、有名な『バチ抜け』がありますが、実はゴカイやイソメなどの環形動物はあの時期以外でも、夜間になると頻繁に水中を泳ぎ回っているそうで(元々『バチ抜け』という言葉自体、本体から切り離されたイソメのバチ状の生殖器が水中を泳ぎ回る様子を表した言葉であって、環形動物が大量に泳ぎ回る現象を指す言葉ではなかったハズですし)、何でもそれを狙って捕食しているシーバスも少なくないんだとか
たしかに素早く逃げ回る元気な小魚を追い回すよりも、遊泳能力の低いゴカイやイソメなどの環形動物やエビを捕食する方がある意味効率的であり、ハゼ釣りで頻繁にセイゴが掛かってくるところを見ると、特にシーバスのサイズが小さいうちは、小魚よりも寧ろゴカイやイソメなどの環形動物やエビなどを主食として、好んで食べているのかも知れませんね
シーバスはて?はて??はてな??? シーバスフィッシングに関する小ネタ ルアーのサイズに関する考察 ルアーカラーに関する考察 シーバスは本当にフィッシュイーターなのか?に関する考察
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