『SSR談義(笑)』
この大雨では外に出ることも出来ないので、久々にブログのメンテナンス作業に勤しんでいたのですが、何とまあ今年に入ってからのブログ更新頻度が我ながら酷い、酷すぎる。今年の2月に入ってからは平均して2日に一回という、今までの更新頻度がウソみたいな酷さ。それというのも仕事が忙しくなったと言うのが一番の大きな原因なのですが、その割には収入が大して増えない(報われない)のは何故?って感じですな(-.-;)
おっと、つい愚痴愚痴な内容になっちまったぜ
と言う訳で、本日のお題は『SSR談義(笑)』。つーてもその昔、フジテレビで深夜に放送されていた格闘技情報番組のことじゃないですよ(←そんなん言われなくても分かっとるわ、ボケェ!!←一人ツッコミ一人ボケってヤツですな)
『SSR』とは・・・
『ラパラ/シャッドラップ・シャローランナー』のこと(因みに画像のブツはすべて『SSR8』)
人によっては『シャローランナー・シャッドラップ』『シャローランニング・シャッドラップ』と呼ぶ人もいますね(個人的には『シャローランナー・シャッドラップ』が一番違和感がないかな?)
で、何故このルアーを再びブログで取り上げようと思ったかと申しますと、当ブログとリンクさせていただいているブロガー仲間の一人、『孤高の変態ベイター(笑)』こと、『“ザ・フッコハンター”ドキュメント』の管理人、SKさんが、先日このルアーを使って、見事シーバスの自己サイズ記録を更新したこともあり、それを記念する意味も込めて、もう一度改めてこのルアーの良さを語ってみようじゃないかと(笑)。何せ日本ではてんで人気のない舶来ルアーだしねー(^_^;)
このルアーのことをよく知らん人のために改めて解説しておくと、材質はラパラのお家芸とも言えるバルサ製、垂直に近い角度で先端がクランク状に曲がった『オフセットクランクリップ』を採用しているのが大きな特徴
この独特の形状のリップの働きによって、水面下40~50センチの比較的浅いレンジをトレースすることを可能としており、尚且つ横方向に大きくパタパタと動きながら、ボディ全体を微かにウォブンロールするという、ラパラの代表的ルアーである『F(オリジナルフローター)』や『CD(カウントダウン)』とはまた違ったアクションを生み出しております
シャッドプラグとは言っても、80ミリサイズ以上のモノは比較的スリムなボディデザインで、純粋なシャッドプラグと言うよりも『シャッドプラグとミノープラグの合の子』と言った感が強く、ことシーバスに使う場合にはボラパターンで威力を発揮しそうな感じですかね。特定のスピードに特化しがちな表層系ミノープラグと違い、デッドスロー~ファーストリトリーブまで、幅広いスピードにも割と対応してくれますし
ただ・・・このルアーも『ラパラ』の他の『バルサ製ルアー』と同じく、バルサという素材の特性&固定重心採用故に『飛距離があまり出ない』と言う、ある意味致命的な弱点を抱えており、近距離戦での使用ではまったく問題ないのですが、強風下(向かい風)やある程度の飛距離が必要とされるオカッパリゲームでは、『重心移動システム内蔵』の国産ルアーと比較していささか不利な面があるのは否めない事実であり、特にベイトタックルで使う場合には、それがより顕著になる傾向があります。要するに『魚は釣れるけど・・・やっぱ飛ばないと使いにくいッス』って事ですな
なら『使いやすくなるように手を加えてやればいいぢゃん』ってことで、自分なんかは一番簡単な『平打ちステンレス採用のサイズ#3以上のソルトウォーターゲーム対応スプリットリング』と『軸部分に鉛線や板オモリを巻いたトレブルフック』を組み合わせることでウェイトアップを図り、ある程度の飛距離アップに成功しております。これだけの簡易チューニングでも結構変わるもんなんすよ、ルアーの飛距離って。更に凝るならSKさんのように直接ボディにウェイト(板オモリ)を貼ったり、ネイルシンカーを複数埋め込むという手もありますな
上記の画像の『リップレスSSR7』は、極端に水深の浅いポイントや水面直下でのゲームに特化させるために、敢えてオフセットクランクリップを除去し、フロントボディ下部に板オモリを何層に重ねて貼り付けた上で上から『二液性エポキシ接着剤』でコーティングした上で銀系・パールホワイト系のマニキュアでカラーリングを施したもの
実際の使用感は一言で表すなら『フローティング仕様のトゥイッチンラップ』ですかね(笑)。因みに空気抵抗となるリップが付いてないので、固定重心採用バルサ製ルアーにしては思ったよりも飛距離を稼ぐことが可能です(一応その点も考慮してチューニングしたんですけどね)
こういう色々なチューニングが楽しめるのも『バルサ』と言う、比較的キャパシティの広い天然素材をボディに採用しているハードルアー(と言うかぶっちゃけた話、基本設計のしっかりしたラパラのバルサ製ハードルアー全般)なればこそ。ボディバランスのシビアな『樹脂製ハードルアー』では、なかなかこうはいきませんからねー(特に精密かつ繊細な造りの一部の『国産樹脂製ハードルアー』なら尚更)
もちろん吊しのまま使うのも、純粋にそのルアーが持っている本来のポテンシャルを活かす意味で、普通に『アリ』なのですが、こういうちょっとした創意工夫(チューニング)で色々と楽しめる点も、ルアーフィッシングの醍醐味の一つだとオヂさんルアーアングラーは思うんですけどねー(自分たちが子供の頃の『ラパラルアー』が『高嶺の花』だった事を考えると、今はホントにある意味贅沢なことをしてるよな~(^_^;))
SSR談義(笑) ゴールデンウィークも今日からいよいよ後半戦 今年に入ってからのブログ更新頻度が我ながら酷い、酷すぎる シャッドラップ・シャローランナー ラパラ “ザ・フッコハンター”ドキュメント 孤高の変態ベイター(笑) 使いやすくなるように手を加えてやればいいぢゃん 創意工夫(チューニング)で色々と楽しめる点も、ルアーフィッシングの醍醐味の一つ
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