『ダイワ/T.D.ソルトバイブレーション90ES』
つー訳で今回紹介するのは、
昨日の記事でもちこっと触れた、『DAIWA/T.D.ソルトバイブRR』の原型となった

『ダイワ/T.D.ソルトバイブレーション90ES』であります
ある意味、スリムボディ系ソルトウォーターゲーム用バイブレーションの先駆けともなったルアーですね(DAIWAの
Webサイトによると、デビューしたのは今から14年前の1997年とのこと)
デザイン的には『バスデイ/レンジバイブ』にちょっと似ていますかねぇ。『レンジバイブ』のナイフのような薄型スリムボディを、直線的かつややバルキーなデザインにリファインして、ボディ全体に若干の厚みを持たせたような感じでしょうか?
ウェイトによって『スローシンキングタイプ』『ファーストシンキングタイプ』『エキストラシンキングタイプ』の3つのバリエーションが存在しますが、今回の取り上げたブツは、その中でも一番重い『エキストラシンキングタイプ(通称ES)』。設定ウェイト1オンス(28グラム)以上の所謂『ヘビーバイブレーション』に分類される、発売当時は基本的に『
オフショアゲーム専用モデル』として認識されていた『ヘビーバイブレーション』と言っていいでしょう

もちろん『エキストラシンキングタイプ』でも、オカッパリゲームから使えないことはないのですが、1オンス以上のキャスト負荷に平気で耐えられる
ヘビータックル(それこそ青物のショアジギングゲームタックルに近いもの)の準備が必要、尚且つ実際に投入できるシチュエーション(水深のある大河川やその河口部、沖堤防や外洋など)がかなり限定されてしまうなど、使いどころがなかなか難しそうです
後にマイナーチェンジモデルの『T.D.ソルトバイブレーションR(廃盤モデル)』が発売され、近年になってシーバス向けのバランス調整と様々な改良が施された、現行モデルの『DAIWA/T.D.ソルトバイブRR』の発売に至ったのは、皆さん既にご存知の通り
現在ではその派生モデルである『エントシリーズ』が発売されているところを見ると、人気はイマイチなかったものの、この『T.D.ソルトバイブレーション』も他の『T.D.シリーズ』と同様に、
基本設計は優秀なルアーだったということなんでしょうね(特に
国産ルアーは、実際に
魚を釣る能力云々よりも、まずは
消費者を釣る能力に長けていないといけないという本末転倒なところがありますからね)

昨今流行りのタイトアクション重視のスリムボディ系ソルトウォーターゲーム用バイブレーションとは違い、遊泳姿勢やタイトアクションにはそれほど拘っておらず、水をしっかりと受け止めてよく動くように、ヘッド部分の面積をやや大きめに取っていることからも、現在のスリムボディ系ソルトウォーターゲーム用バイブレーションとはそもそも設計思想が違っていたことが伺えます(おかげで昨今のスリムボディ系ソルトウォーターゲーム用バイブレーションと比べて、引き重りが重い事重い事(;・∀・))

昔は今と違って『あまり動かないルアーは、シーバスが釣れない駄目ルアー』というのが一般的な評価でしたからね。まさか『あまり動かないルアーこそ、実はシーバスが良く釣れるルアー』という時代がくるとは、この時はダイワのルアーデザイナーも考えてもみなかったのでしょうね(笑)
T.D.ソルトバイブレーション90ES ダイワ エキストラシンキングタイプ ヘビーバイブレーション T.D.ソルトバイブRR DAIWA スリムボディ系ソルトウォーターゲーム用バイブレーションの先駆けともなったルアー


『ダイワ/T.D.ソルトバイブレーション90ES』であります
ある意味、スリムボディ系ソルトウォーターゲーム用バイブレーションの先駆けともなったルアーですね(DAIWAの

デザイン的には『バスデイ/レンジバイブ』にちょっと似ていますかねぇ。『レンジバイブ』のナイフのような薄型スリムボディを、直線的かつややバルキーなデザインにリファインして、ボディ全体に若干の厚みを持たせたような感じでしょうか?
ウェイトによって『スローシンキングタイプ』『ファーストシンキングタイプ』『エキストラシンキングタイプ』の3つのバリエーションが存在しますが、今回の取り上げたブツは、その中でも一番重い『エキストラシンキングタイプ(通称ES)』。設定ウェイト1オンス(28グラム)以上の所謂『ヘビーバイブレーション』に分類される、発売当時は基本的に『



もちろん『エキストラシンキングタイプ』でも、オカッパリゲームから使えないことはないのですが、1オンス以上のキャスト負荷に平気で耐えられる


後にマイナーチェンジモデルの『T.D.ソルトバイブレーションR(廃盤モデル)』が発売され、近年になってシーバス向けのバランス調整と様々な改良が施された、現行モデルの『DAIWA/T.D.ソルトバイブRR』の発売に至ったのは、皆さん既にご存知の通り

現在ではその派生モデルである『エントシリーズ』が発売されているところを見ると、人気はイマイチなかったものの、この『T.D.ソルトバイブレーション』も他の『T.D.シリーズ』と同様に、





昨今流行りのタイトアクション重視のスリムボディ系ソルトウォーターゲーム用バイブレーションとは違い、遊泳姿勢やタイトアクションにはそれほど拘っておらず、水をしっかりと受け止めてよく動くように、ヘッド部分の面積をやや大きめに取っていることからも、現在のスリムボディ系ソルトウォーターゲーム用バイブレーションとはそもそも設計思想が違っていたことが伺えます(おかげで昨今のスリムボディ系ソルトウォーターゲーム用バイブレーションと比べて、引き重りが重い事重い事(;・∀・))

昔は今と違って『あまり動かないルアーは、シーバスが釣れない駄目ルアー』というのが一般的な評価でしたからね。まさか『あまり動かないルアーこそ、実はシーバスが良く釣れるルアー』という時代がくるとは、この時はダイワのルアーデザイナーも考えてもみなかったのでしょうね(笑)
T.D.ソルトバイブレーション90ES ダイワ エキストラシンキングタイプ ヘビーバイブレーション T.D.ソルトバイブRR DAIWA スリムボディ系ソルトウォーターゲーム用バイブレーションの先駆けともなったルアー
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