『リョービ(リョービック)/Newザウバー3000』
自分が一時的、メインリールとして使っていた、エコノミーモデルスピニングリール

『リョービ(リョービック)/Newザウバー3000』

かの名機『旧リョービ/ザウバーシリーズ』の後継モデルと言うことで、かなり期待して購入したのですが…
《Newザウバー3000基本スペック》
●ギヤー比:5.0:1
●釣力(ドラグ最大):5kg
●自重(g):305g
●標準巻糸量(ナイロン):8lb-200m/12lb-150m/16lb-100m
●内蔵ボールベアリング:8個
一部の方はご存知かと思いますが、今から約十年くらい前、リョービは『釣り具部門』をJSY(上州屋)に売却、以降リョービブランドはJSY傘下となり、アフターサービスなどは『JSYリョービブランド釣具事業部(リョービック)』が担当し、以降のリョービ製品は『リョービ』の名を冠していながら、『リョービ』の製品ではない、実質『リョービック』製となった訳です(リョービ商品の販売も、基本的にJSY系列店舗でのみ販売)

で、問題の『Newザウバー3000』ですが、『旧リョービ/ザウバーシリーズ』の後継機と言うよりも、JSYのオリジナルブランドである『ケンクラフト』から、かつて発売されていた『エクシア』『ゼスター』といったスピニングリールと『ザウバーシリーズ』を足して2で割ったような別物リールに生まれ変わっておりまして(汗)
どうも『エクシア』『ゼスター』のパーツの一部を、そのまま流用している点が若干見受けられ…(泣)。あ、因みに『
メイド・イン・チャイナ製』です
そして一番ショックだったのは、『オシレートシステム』を、質実剛健な旧リョービ独自の『R.F.O.』から、某国産メジャーリールメーカーを真似た『スローオシレーション』に変えてしまったこと(『現行ザウバー』の下位モデルである『アプローズ』には、何故か従来通り『R.F.O.』を採用したところを見ると、機種による差別化を図りたかったのでしょうか?)
これにより、ハンドルの巻き心地が若干重く、ユーザーによる分解メンテナンスがやりにくいスピニングリールとなり、更に『スローオシレーション』による弊害により、ライントラブルが増えるという、旧リョービの『質実剛健』とは程遠いモデルに成り下がってしまいました(発売当時は『スローオシレーション』に起因する、ライントラブルの問題が、まだ表面化していませんでした)

また、『エクシア』『ゼスター』から継承した、独自のラインローラーのデザインが災いし、ラインローラー絡みのライントラブルがやたらと多い印象のあるスピニングリールでもありました

あと致命的だったのが、『スプールリング』の強度の無さ。リング表面に金色の『なんちゃってアルマイト処理』が施されているのですが、ちょっとしたことで簡単に傷が入ってしまう柔な代物で、自分の場合、結局スプールリングのエッジ部分をすべて目の細かいサンドペーパーで磨き直すというハメに陥りました(泣)
その後も『リョービック製ザウバー』は迷走を続け、最新モデルはこんな姿に…(泣)

ハンドルがガタつきやすい『ワンタッチ折り畳み式ハンドル』から『マシンカットハンドル』になったのはいいけど、ハンドル部分にまで安っぽい『赤のカラーアルマイト処理』を施してどうする(怒)
最近では、JSY系列の店舗でもあまり姿を見かけないところを見ると、ユーザーからの評判が悪すぎて、もしかしたら生産中止に追い込まれたのかも知れませんね

コストパフォーマンスの点では、かなり頑張っていたスピニングリールではあるのですが(『大口径ブランキングV型スプール』『超ファインピッチドラグ』『フルメタルボディ』『フリクションリターン機構』『防水ドラグノブ』採用など)
『Newザウバー』…不憫な子
Newザウバー3000 リョービック リョービ スピニングリール

『リョービ(リョービック)/Newザウバー3000』

かの名機『旧リョービ/ザウバーシリーズ』の後継モデルと言うことで、かなり期待して購入したのですが…
《Newザウバー3000基本スペック》
●ギヤー比:5.0:1
●釣力(ドラグ最大):5kg
●自重(g):305g
●標準巻糸量(ナイロン):8lb-200m/12lb-150m/16lb-100m
●内蔵ボールベアリング:8個
一部の方はご存知かと思いますが、今から約十年くらい前、リョービは『釣り具部門』をJSY(上州屋)に売却、以降リョービブランドはJSY傘下となり、アフターサービスなどは『JSYリョービブランド釣具事業部(リョービック)』が担当し、以降のリョービ製品は『リョービ』の名を冠していながら、『リョービ』の製品ではない、実質『リョービック』製となった訳です(リョービ商品の販売も、基本的にJSY系列店舗でのみ販売)

で、問題の『Newザウバー3000』ですが、『旧リョービ/ザウバーシリーズ』の後継機と言うよりも、JSYのオリジナルブランドである『ケンクラフト』から、かつて発売されていた『エクシア』『ゼスター』といったスピニングリールと『ザウバーシリーズ』を足して2で割ったような別物リールに生まれ変わっておりまして(汗)
どうも『エクシア』『ゼスター』のパーツの一部を、そのまま流用している点が若干見受けられ…(泣)。あ、因みに『

そして一番ショックだったのは、『オシレートシステム』を、質実剛健な旧リョービ独自の『R.F.O.』から、某国産メジャーリールメーカーを真似た『スローオシレーション』に変えてしまったこと(『現行ザウバー』の下位モデルである『アプローズ』には、何故か従来通り『R.F.O.』を採用したところを見ると、機種による差別化を図りたかったのでしょうか?)
これにより、ハンドルの巻き心地が若干重く、ユーザーによる分解メンテナンスがやりにくいスピニングリールとなり、更に『スローオシレーション』による弊害により、ライントラブルが増えるという、旧リョービの『質実剛健』とは程遠いモデルに成り下がってしまいました(発売当時は『スローオシレーション』に起因する、ライントラブルの問題が、まだ表面化していませんでした)

また、『エクシア』『ゼスター』から継承した、独自のラインローラーのデザインが災いし、ラインローラー絡みのライントラブルがやたらと多い印象のあるスピニングリールでもありました

あと致命的だったのが、『スプールリング』の強度の無さ。リング表面に金色の『なんちゃってアルマイト処理』が施されているのですが、ちょっとしたことで簡単に傷が入ってしまう柔な代物で、自分の場合、結局スプールリングのエッジ部分をすべて目の細かいサンドペーパーで磨き直すというハメに陥りました(泣)
その後も『リョービック製ザウバー』は迷走を続け、最新モデルはこんな姿に…(泣)

ハンドルがガタつきやすい『ワンタッチ折り畳み式ハンドル』から『マシンカットハンドル』になったのはいいけど、ハンドル部分にまで安っぽい『赤のカラーアルマイト処理』を施してどうする(怒)
最近では、JSY系列の店舗でもあまり姿を見かけないところを見ると、ユーザーからの評判が悪すぎて、もしかしたら生産中止に追い込まれたのかも知れませんね

コストパフォーマンスの点では、かなり頑張っていたスピニングリールではあるのですが(『大口径ブランキングV型スプール』『超ファインピッチドラグ』『フルメタルボディ』『フリクションリターン機構』『防水ドラグノブ』採用など)
『Newザウバー』…不憫な子

Newザウバー3000 リョービック リョービ スピニングリール
- 関連記事
-
-
螺旋形の夢 2009/11/04
-
『シマノ/カーボマチック MARKⅡS』なのかな? 2011/09/03
-
『プロマリン(PRO MARINE)』 2014/06/10
-
『アブ・ガルシア/カーディナルSTX』 2013/03/10
-
二極化 2009/06/08
-